「コア・コンピタス経営」ゲイリー・ハメル

Pocket

コア・コンピタスとは
顧客に対して、他社に真似のできない
自社ならではの価値を提供する企業の中核的な力。

コア・コンピタスを練り込んだ戦略設計図が、
企業を成功に導く道筋となる。
しかし、これだけでは動かない。

社員の情熱とエネルギーが必要だ。
これを引き出すには、夢に満ちた戦略方針が要る。
今の経営資源と目標のギャップが、社員を駆り立てる。

そして社員をストレッチすれば、新しい能力を
ライバルよりも早く築き上げる事が出来る。
現在の経営資源・能力と目標の目標の間に、
意図的な不整合を造り出す。
これが経営幹部の大切な仕事である。

今までの経営戦略の主流は、市場や業界から考えた。
市場や業界における成功の鍵と、現在の経営資源との
整合性を、どう作り出すかに重きを置いていた。

ハメルは、現在と未来の不整合に着目した。
不整合こそがストレッチを生み、
それが自社の強みである新たなコア・コンピタスを作る。

未来へ一番乗りするには、レバレッジも必要だ。
これは、より多くの事を、より少ない努力で
成し遂げようという発想だ。

経営資源をレバレッジするには、
それに活用できる技術、人、財務を
コア・コンピタスの観点から見なければならない。

今の経営資源の制約が、
未来の主導権構築の制約になるという発想を捨てて、
果敢にトライせねばならない。

経営資源を、どう蓄積するか。
スキルや能力を、どう利用するか。
これらも、戦略の大切な要素である。

エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

 

Pocket