「頭に悪い事」梶本修身

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自律神経を制御するのは脳である。自律神経に無理強いすることは、脳の疲労に繋がる。
脳に悪い事とは、自律神経に無理強いする生活習慣である。

1.1つのことに集中する
脳の使われる場所は、計算するのと、音楽を聴くのとでは違ってくる。
同じ作業を、ずっと続けていると、同じ場所ばかり使われることになり、脳が疲れてしまう。
脳の疲れたという防御反応のサインは、飽きること。
飽きてきたら、一旦その作業から離れ脳を休ませる。
もしくは、脳の他の場所を使う作業に切り替える。

2.早朝のジョギング&ウォーキング
早朝の脳は目覚めたばかり。自律神経を十分に制御することはできない。
そんな状態で運動をすると、心拍や血圧を上手く
コントロールできない。心臓や血管が暴走し、
心筋梗塞や脳卒中を起こす。
運動をすれば、疲れが吹き飛ぶのは、高揚感や達成感で、疲労感が隠されてしまうからだ。
疲労を感じていなくとも、運動すれば自律神経は
緊張せざるを得ない。脳は確実に疲労する。
これを繰り返していると、慢性疲労に陥り、過労死を引き起こす可能性もある。

3.疲れを癒やしに温泉へ
温泉に浸かって、リラックスしているのは、気分だけ。
自律神経は、緊張を強いられている。これも、感情で疲労感が隠される典型例だ。
汗をかくというのは、外からの刺激に抵抗して、体温を下げようとする身体の防御反応だ。
汗をかけばかくほど、脳は疲労する。サウナなどは、
脳にとって、これ以上ない過酷な環境だ。
睡眠中は、自律神経も休ませるべきだ。
過剰な寝汗をかかないように、エアコンなどで環境を整えよう。

4.空腹を我慢して布団に入る
睡眠時は、消化を促進する副交感神経が優位になる。
とはいえ、睡眠中は自律神経に休息を与える為に、
身体の動きを全体的に落とす事が大切だ。
だから、寝る前の食事は良くない。
ところが、空腹なのに我慢して布団に入るのも良くない。
人間は、飢餓を感じるとイライラしてしまう。
このイライラが自律神経、しかも劣勢になっている筈の
交感神経に大きなストレスを与える。
すると、寝つきが悪くなってしまうので、空きっ腹で寝る事も良くない。
そんな時は、キャンデーを1粒舐める。もしくは、チョコレートを1かけら食べればよい。
胃に負担を掛けずに血糖値を上げられるので、
イライラが収まり、スムーズに眠りにつく事が出来る。

5.いびきを放置する
いびきをかくという事は、気管の狭窄が起こっている。
そこで、脳への酸素供給を保つために、
自律神経がせっせと働き、血圧や脈拍を上げる
司令を出し続ける。つまり、睡眠中でも、自律神経は
運動しているのと同じ状況だ。
これでは、脳は休めないので、慢性疲労を起こしてしまう。
自分がいびきをかいているようなら、枕などを工夫して、
横向きに寝る事を心がける。それで改善しないのなら、
病院へ行ってキチンと治療しよう。

エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

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