技術は貧困を救ってくれない

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パソコンなどの技術は、人間の持っている意志や能力を増幅するように機能する。
人間の側で、貧困を抜け出そうという意志や学習の基礎的な能力が備わっていなければ、技術は役に立たない。

意志や能力は技術によって増幅されるが、技術によって作る事は出来ない。
それは、もともと人間の中に備わっているモノだ。
それを引き出せるのは、身近にいる教師だけだ。
意志と能力のある人間と、熱意のある教師がいて、初めて技術は効果を上げる事が出来る。

日本は技術立国を標榜してきた。
技術が単なる増幅器だったら、日本は技術を発達させて、
何を増幅しようとしているのか。
そこが問われるようになる。

技術を通じて、どんな社会的目的を実現するのか。
それを考えずに、技術の先進性ばかり追求するのは、
片手落ちである。

さぁ、商売、商売。エンジンオイル買います、売ります。

 

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