乱立するビル型墓地

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デベロッパーが寺と組む。寺の所有地や訳ありの土地に納骨堂ビルを建てる。それらは10億円単位で売りさばかれる。

デベロッパーやコンサルが大金を手に入れて「はい、さよなら」
住職の手元には3割が残る。

住職は、降って湧いた大金に溺れる。ベンツなど高級車を乗り回して、贅沢三昧の放蕩生活に浸る。

だが、それもつかの間。
宗教法人は、ビルの老朽化と激減する収入で息の根が止まってしまう。

営利目的と認められ、非課税の特権が与えられない所が続出している。
税金を払わない前提で収支計画を立てていた、宗教法人の目算は大きく狂ってしまう。

首都の中にたたずむ沢山の遺骨満載の廃墟ビル。
それらは、一時の栄達に酔った遺骨ビジネスの墓標になる。

さあ、商売、商売。エンジンオイル買います、売ります。

 

 

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