イギリスはEUを離脱しない/オイル買います売ります

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7月20日ベルリン。メイ首相「今年中に、離脱申請することはありません。」 メルケル首相「イギリスが時間をかけて、自分たちが何をしたいのか見極めたい。それは、至極もっともなこと。離脱申請が無ければ、交渉もありません。」イギリス国民の離脱するという意志は、国際舞台で退けられた。

メイ首相は、離脱申請や交渉は、極力先延ばしする。国内世論や国際政治の変化を待って、国民投票を骨抜きにするのが狙いだ。イギリスでは、保守党議員の中で離脱派はの3分の1しかいない。離脱の大役者ボリス・ジョンソンは、当選する目途が立たないので、選挙には不出馬。

EU離脱運動は、金融規制を嫌うシティのヘッジファンドや不動産業者が保守党右翼のスポンサーになる事で本格化した。保守党の中での争いが、イギリス国民の中でも、賢人とは言えない人を巻き込み、世界中に余波を広げた。

民主主義の母国は、何とも不可解で罪作りな国民投票の後始末で苦労している。多数決が正しい結論を出すとは限りません。今回は、ヘッジファンドのお金で操られていたのですから。ナチスドイツも、多数決でああなりました。

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