老人が葬ったヨーロッパの未来/オイル買います売ります

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イギリスのEU離脱。出口調査では、若者の7割が残留だった。年齢が上がるほど、離脱の比率は高くなっていた。高齢者がイギリスと欧州の未来を摘み取ってしまったと言える。

離脱派は、移民やカネといった感情問題に訴えた。根拠の乏しいスローガンを繰り返して有権者の不安や恐怖を駆り立てた。

離脱派の最大のスポンサーは、シティの投機集団。彼らは、これからスポンサーの利益を確保せねばならない。イギリスの金融街をEUの規制外に置いて、商売は続けるという虫の良い事を考えている。

離脱運動は、EUの規制を嫌ったファンドや不動産業界から沸き起こった。この運動は、保守系メディアが扇動。イギリス人のドイツ・フランスを嫌う気質に支えられた。移民を嫌悪する波に乗って、歴史を変えてしまった。

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