便利蜂、シャオ・イールー

食品をどう売るか、ネット通販はこの問題では

上手く行ってない。

価格が高くなくて、しかも少量の商品を

素早く顧客の手元に届けるのは無理だ。

便利蜂は人口の多い地域に

リアルな店舗を隙間なく配置し、

この問題を解決する。

平均的な客は店に15分留まって

15元(250円)の買い物しかしない。

巨大な中国市場だからこそ成り立つ商売だ。

中国の国内総生産GDPは、半分が消費。

その3分の1を食べ物が占める。

便利蜂のターゲットは、これまで路地の雑貨屋で

食料品を買っていた人たちだ。

GDPの伸びが鈍化している。

しかし、景気がさらに悪くなっても、

人々が1日に3度の食事を摂るのは変わらない。

私たちの商売は、毎日食事をする

普通の消費者を相手にしている。

景気循環の影響は受けない。

アリババが手掛けるフーマーの様なスーパーと

我々コンビニの狙いは違う。

スーパーの客単価は70~100元。

コンビニは15~20元だ。

パン1個、牛乳1本が欲しい時に

直ぐに行って買えるのがコンビニであり、

そのニーズは大きい。

中国も労働人口の減少が始まっている。

そのために機械化で人が少なくても

運営できる店舗づくりを進めている。

レジは、ほぼ無人化した。

商品の注文や陳列、人員の配置は

人工知能AIを使ったシステムで決めている。

中国の都市人口は少なく見積もって6億人だ。

2千人に1店のコンビニ需要があるので、

30万店が適正水準だ。

中国には、コンビニはまだ2万店しかない。

私達はまず都市部から攻める。

これ2018年の記事です。

中国の方が進んでますね。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より