なかなか業績を上げない部下が、

「まあ、キミに期待しても無理だと思うけどな」などと

言われると部下は、とてもつらい。

「期待されていない自分」を指摘されたときの落胆は、

その人にしか分からない。

✖昔の失敗を蒸し返す、その無神経さが人を傷つける

「心に響いた」と言われたら、

これ以上のほめ言葉はない。

評論家ぶったほめ方をするのではなく、

ひとりの人間として、心でほめることが相手に伝わる。

✖力のない者が力のある者を「ほめる」、

これは基本的に、とても失礼なこと

人は自分の存在を認めてほしい。

おとなしくて、隣に引っ込んでいるような人でも、

「私はここにいます!」と心の中で叫んでいる。

出しゃばる気はないけれど、存在は認めてほしい、

そう考えている人が大半だ。

組織の中心にいる人、上に立つ人、目立っている人は、

そういう人にこそ、

「あなたにはいつも助けてもらっています」

「なんだか私ばっかり、おいしいところを持っていって

すみませんね」といった

心づかいの言葉を投げかける。

〇「~すべき」と押さえつけるより、

「~しましょう」と誘う

「土佐の女なんだから、酒が好きなんだろう?」

「会津人は頑固だからなあ。

あんたも融通が利かないんだろ?」なども、

相手を傷つける。

どうせなら、ほめ言葉を使う。

「さすが会津人、根性ありますね」

「いいですねえ、明るくて前向きで。

B型の人って、私、好きです」というように

✖「上の空」の相づちで、人の心は離れてゆく

「おお、どうした?」というように、

前のめりで相手の話を聞いてやろうとする姿勢が

好印象を与える

「あなたは間違っている!」というように

相手の非を責めるのではなく、

「私はあなたがこなくて、本当に困りました」というように、

主語を「あなた」から「私」に変えて話す

「なるほど」が口癖になっている人は要注意。

確かに「あなたの話を理解しました」

「納得しました」という意味で使うものだが、

これも連発されると

「もう話はわかったから、そろそろ切り上げてくれ」

といわんばかりに聞こえるときもある

〇人の「好きなもの」「楽しいこと」を否定してはならない

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より