安井元康
学生と社会人では評価基準が大きく異なる。
学生時代に大事なことは、良い成績を取ること。
そして先生や仲間に好かれること。
社会人も引き続き人に好かれる必要があるが、
成績を測る基準はまるで違う。
学生時代は、全科目、紙で正答できればいいが、
社会人になると、求められるのは一科目だけ。
それも机上の空論ではダメで、
実際に現実を動かし、数字を作らなければならない。
数字を作るには、人を動かす必要があるが、
それには人に好かれるだけでは不十分。
徹底的に調べ、学び、専門家として相手の信頼を獲得する必要がある。
成功している人、人生で輝いている人たちは
みな極端な一面を持っており、
身のまわりのちょっとしたことにも強いこだわりを見せる
オンリーワンをめざす唯一の目的は、圧倒的な差別化であり、
自分自身のリソース(時間・エネルギー・お金)を特定の分野に集中することで
ナンバーワンをとりにいく戦略なのだ
オール五をめざすことは学校においては評価されるが、
社会においては評価されない。
「何でも一通りできます」という人は、使い勝手はいいが、
これといった特徴のない人として、
何でも屋さん的な立場で終わる危険性がある
やることは徹底的にやる。やらないことは徹底的にやらない
魅力的な社会人の必須条件は「極端」であること
評価軸をはみだすレベルをめざせるか否か
限られたリソースを分散してはいけない。
一点集中で最大限のリターンを狙うべきだ
極端な社員とは「どんな仕事を頼めるか」が明確な社員
転職マーケットにおいて
圧倒的に競争力が高いのは、特定分野において
尖ったスキルを有している人間
たとえば、以下のような経験があれば非常に印象がよくなる。
「海外で事業所を立ち上げた」
「新規事業でゼロから顧客を開拓した」
「新しい手法で納期を半分に短縮した」
尖った経験がある場合は具体性があるので「フィットする・しない」
の判断がしやすい
コアとなるスキル以外は、
あくまで自身の軸の部分を補強する位置づけとして
適度に伸ばしていく
自分に何をプラスアルファすればより希少性のある人材になれるか
すべての人間に平等に与えられている二四時間から、最初に学習時間を差し引く
あなたが「その道のランキング一位」だと確信できる相手からのみ学ぶ
極端に振りきったオフの時間が仕事に大きなメリットをもたらす
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より