大野正人

ライト兄弟の本当の失敗は、「成功をうまく使えなかった失敗」。
成功とは、「守るもの」ではなく、次の成功のために「使うもの」なので、
1つの成功から次の成功を作るには「分けあたえる」ことがポイント。

お金がない人にお金を貸しても、もどってくる筈はない。
でも、金次郎は、その女中にお金を貸してあげた。
じつは、金次郎にはある考えがあったからだ。
金次郎は女中に、料理をするときに使うまきの本数を、
5本から3本に減らす方法を教えた。
そして、余った2本のまきを自分がもらい、ある程度たまると、
それを売ってお金に変えた。
こうして、金次郎は無事、お金を取りもどすことができた。
「その人が持っている力を、どう生かすか」
金次郎は、このことを誰よりも考えるだった。

自分では「ものすごくよく描けた」と思った絵が、
クラスの人に笑われたとしても、
気にせず、地域のコンクールに出してみるなど、
相手にする世界をどんどん広げてみよう。

私の両親は、幼くして死んだ兄を悲しみ、
私にも同じ名前を付けた。
両親は私を愛してくれた。
しかし、その愛は、私にではなく、死んだ兄に向けられたものだった。
だから、私は、私自身で、私を愛することにしたのである。
おかげで、私は、どうやら世間では「変人」と呼ばれる
人間になってしまったようだ(サルバドール・ダリ)

「天才を演じきっていれば、天才になれる」(ダリ)
人から認められる前に、自分の才能を信じてあげられるのは、
自分だけだからだ。

人には、得意なこともあれば、苦手なこともある。
だから、人の得意なところは、素直に認めてしまえばいい。
毎日、昨日の自分を追い抜くように頑張っていれば、
いつか必ず、自分にも得意なことが見つかる。
そのとき初めて「人とくらべないで生きる自分」になれる。

英世は何度も信用を失った。
しかし、研究や勉強に対して努力することだけは
決して忘れなかったので、
失われた信用を取りもどすことができた。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より