斎藤一人

運勢を好転させる方法は、たった一つなんだよ。
人の幸せに協力すること、これしかないの。
人の幸せに協力すると、運勢って好転してくるんだよ。

人の幸せに協力するって、いろんなことができるよね。
たとえば、自分が誰かの講演を聞きに行ったとする。
講演会に参加して楽しかったとか、こんな為になることを教わったとか、
何か“いいこと”があったとする。
そうすると、自分の周りにいる人たちに、
「この講演会、すごい良かったよ」とか、
「今度、一緒に行かない?」とか、その講演を勧めたりね。
聞いたことを他人に教えることもできるじゃない?

映画だって、本だって、そうだよ。
要するに、自分が幸せになったら、その幸せのなり方を、
周りの人にお知らせすればいいんだよ。分かるかい?

「幸せのなり方」というものを教えようと思ったら、
まず自分が幸せになってからじゃないと、教えようがないんだよ。
だから、あなたは「自分の使命」に従って、楽しく幸せにならなきゃね。

「自分はこれをしたら幸せになったよ」とか。
「これをしたら、笑顔でいる時間が長くなったよ」とか。
周りの人にお知らせするの。
それが、人の幸せに協力する、ということなの。
そうすると、運勢が好転するようになっているんだよ。

一人さんがものすごく運勢がいいのは、
こういう本を書いたり、お弟子さんの本を手伝ったり、
何をしようが、人の幸せに協力しているからなの。
人の幸せに協力する人は、幸せになるようになっているんだよ。

人の幸せに協力するには、まず自分が幸せでなければならない。
自分の「使命」に気づくとワクワクして幸せになる。
すると、いつも大笑いして、上機嫌で、楽しく暮らせるようになる。

一人さんの考える「使命」とは、世間一般に言われているものとは
かけ離れていてユニーク。
仕事が終わってから一杯やるのが一番の生きがいで、それが何よりの楽しみなら、
それが「使命」だ。

人に迷惑をかけず、法律を破らず、自分が幸せになり、ワクワクすることなら何でもいい。
「世のため人のために生きる」というような、高尚なものでなくてもゼンゼンかまわない。
大事なことは、その「使命」を実現するためには、
一所懸命働き、お金を稼がなければいけないということ。
そして、自分が幸せになったら、人の幸せに協力する。
人に幸せになってもらうためのお手伝いをする。

それは、自分の感動した本や映画をブログで紹介したり、美味しいお店を紹介したりする。
そして、人と会ったら、人の気持ちをあたたかくしたり元気づけたりするような、
愛ある言葉を使い、笑い、いつも上機嫌でいる。
つまり、それは人を喜ばせること。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より