平野敦士カール
世の中には、個人・企業に即・利益をもたらす
学術理論が存在しますが、
アマゾンはじめ、GAFAと呼ばれる4企業は、
いずれも学術理論を実践に活かして
成功した企業だと言えるでしょう。
行動経済学や意思決定論、モジュール化、
ネットワーク理論など、
彼らが使っている原理は数多くありますが、
なかでも個人・中小企業が使えるのは、
ネットワークの理論でしょう。
今は、オンラインサロンやブログ、SNS、
アフィリエイトなどで
個人が稼げるチャンスが広がっていますが、
より効果的に稼ぐには、
やはりこのネットワーク理論を押さえておきたいところ。
これまでは「国家による経済圏」「企業による経済圏」
しかなかったところに
「個人による経済圏」が誕生しつつあるのです。
そうした時代のなかで「マイプラットフォーム」を
確立していくことこそ、
「人生百年時代」における最強の戦略である──
もしあなたがブリッジというポジション(位置)にいれば、
それだけであなたはあなたの会社にとって
欠くことのできない人になる
確実に訪れるだろう未来は、サービス業はもちろんのこと、
製造業も含めたあらゆる産業が、
「顧客の会員化」へと進んでいく、ということ
性別や年齢など個人が生まれもった先天的な要因や、
その後の学歴や職歴や経験などの後天的な要因よりも、
その人のもつ他人との関係性すなわちネットワークが、
その人の行動などに大きな影響を与える要因になる
「いつもはそれほど密接につながっていない知人」のほうが、
はるかに転職に有用な情報を提供してくれる
「空隙が大きい」ネットワークのほうが
同じコストでさまざまな情報を得られる、
とバートは議論しました
★「ネットワーク中心性」を決める要素
1.次数中心性(ノード(点)のもつエッジ(辺)の多さ)
2.近接中心性(効率よく最大多数の人に接触できる人)
3.媒介中心性(人と人をつなぎ合わせる力)
4.固有値ベクトル中心性(多くの友人をもっている人と
つながっているか)
★成功するプラットフォームの三条件
1.フリクションをなくす存在になっているか
2.「場」の自己増殖機能が活発か
3.クオリティコントロールがなされているか
★自己増殖機能を実装するための4つの重要な考え方
1.サイドスイッチング(他人の投稿を見る人が、
自分でも投稿できる)
2.フリクションレスエントリー(画像や短文など、
誰もが簡単に投稿できる)
3.最適なマッチングアルゴリズム構築
4.参加グループのバランス
プラットフォーマーは他の人と
アライアンス(提携)してこそ、大きくなる
いわば「自分をGAFA化する方法」。
周囲があなたを避けて通れなくするには、どうすればいいか。
どうやったらゼロから強固なネットワークを作り、
お金に変えられるか。
エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾