ダニエル・ピンク

ティーンエイジャーの始業時間を早めると、

学業成績や交通事故等に悪い影響を及ぼす、とした研究結果。

現在、サマータイム導入の議論がなされていますが、

ぜひこうした研究結果も、考慮に入れていただきたい。

「論理的判断」はランチタイムまでに

イノベーションとクリエイティビティは、

少なくとも概日リズムに関しては、

わたしたちが最高の状態でない場合に最大の力を発揮する

朝の運動はたいてい、食後に運動した場合よりも、

20パーセント多く脂肪を燃焼する

「デスク・ランチ」が仕事の質を下げる

カフェインと昼寝のグループの成績は、

ほかの2つのグループの成績をやすやすと上回った。

カフェインが血流に乗るまでには約25分かかるので、

ちょうど昼寝を終える頃に、

このグループはカフェインによって再び調子が上向いたのだ

世界中のほとんどの高校では、

フクロウ型の最たる若者たちに、

ヒバリ型で元気いっぱいの7歳児と同じスケジュールを

強要しているのだ。

結果として、ティーンエイジャーの生徒は睡眠時間を犠牲にし、

その影響に苦しむ。

小児科専門誌の『ビディアトリクス』誌によれば、

「必要な睡眠時間をとらない青年は、

鬱、自殺、薬物乱用、自動車事故のリスクが高い」という

ティーンエイジャーより年下の児童は、

午前中に実施される標準テストで好成績をとるのに対し、

ティーンエイジャーの場合、

午後以降のテストのほうが成績はいい。

早い始業時間は、成績不振やテストの低得点と強い相関性がある

ある高校では、始業時間を午前7時35分から午前8時55分に

繰り下げてから、生徒の自動車事故数が70パーセント減った

不況時に就職すると生涯賃金が下がる

幸福度は50歳で最低になる

■おっと大変だ効果

各グループは、1時間しかないプロジェクトの開始から

28分から31分たった頃に、「おっと大変だ」的な

コメントを残していた

(「いいか、もう半分も時間が過ぎた。

本当にまずいぞ」など)。

そのうえ、8つのグループのうち6つが、

「もっとも顕著な進展」を、「中間地点で一気に」遂げた

マラソン大会に何度か参加経験のある人は、

29歳と39歳のときに、

その前後の年齢で出したタイムよりもいいタイムを出していた

各年代の最後の年を迎えることは、

必ずしも健全な行動を引き起こすわけではない。

オルターとハーシュフィールドは、

「9エンダーの自殺率は、それ以外の年齢の人よりも高かった」ことにも気づいた。

どうやら、不貞行為を働く夫も増えるようだ。

不倫サイトのアシュレイ・マディソンでは、

会員男性の8人に1人が、29歳、39歳、49歳、59歳だった。

この割合は、ほかの年齢よりおよそ18パーセントも高い

今後、昼寝はコーヒーとの合わせ技に

したいと思います。(もちろん20分は超えずに!)

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