彼は、宗教を完璧に相対化した。

宗教は、ふつう自分の信じる教祖の教えに従う。
ところが梅岩は宗教よりも、まず心がある。と発想した。

人間にとって、大切なのは心を磨くこと。

心を磨くための磨き砂は、儒教でも、仏教でも、神道でもいい。
あらゆる宗教が磨き砂になると、宗教を相対化した。

彼のような発想は、世界にも類がない。