スコット・ギャロウェイ
Google、Apple、Facebook、Amazon…。4つを総称して「GAFA(ガーファ)」
アマゾンはグーグルにとって最大の顧客だが、検索についてはグーグルにとっての脅威でもある。何かの商品をさがしている人の55パーセントが、まずアマゾンで調べているのだ(グーグルを使う人は28パーセント)
アマゾンのおかげで、ウォール・ストリートはそれまでとは違う基準を受け入れることになった。
「利益は小さく、成長は大きく」である
たいていの取締役会は経営陣にこう問いかける。「どうしたら最小の資本(投資)で最大の儲けを得られるだろうか?」。
一方、アマゾンはこの逆を行く。「莫大な資金がかかるために他社にはできないことで、我々が他社を出し抜けることは何だろうか」。
なぜそれが可能かといえば、アマゾンは他社に比べリターンへの期待が低い資本を集める力を持っているからだ
実際の店舗が消滅するというのは、ひどく誇張された言説だ。
実は滅びかかっているのは店舗ではなく中産階級である。かつては重視されていたその階級と、彼らが住む地域のためのビジネスなのだ
野菜や肉は直接買いたいという消費者が多い
電池のような重要なカテゴリーで、アレクサは自社のプライベート・ブランドであるアマゾン・ベーシックのものを勧める
アップルはいつも他者からインスピレーションを得る(アイデアを盗むときの常套句だ)。
近年のアップルがインスピレーションを得ているのはぜいたくな高級品業界である
ブランドが経営する店舗は、そのブランドにとっての神殿となる。アップルの店舗の1平方フィート当たりの売上げは約5000ドルで、小売業で最高である
アップルは最高の遺伝子を持ち、22世紀まで存続する可能性が四騎士の中でいちばん高いと私は思う。頭に留めておいてほしい。
四騎士の中で、少なくともいまの時点で、創業者と創業当時の経営陣がいなくなったあとでも好調を維持しているのはアップルだけなのだ
フェイスブックはアマゾンより漏斗の上部にある。フェイスブックは“何”を提案し、グーグルは“方法”を提示し、アマゾンは“いつ”それが手に入るかを教えてくれる
★四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
1.商品の差別化 2.ビジョンへの投資 3.世界展開 4.好感度
5.垂直統合 6.AI 7.キャリアの箔づけになる 8.地の利
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